こんにちは!猫活部長です。この記事は「はじめて猫を飼う人のための【飼育完全ガイド】」全10回シリーズの第1回目です。
猫を家族に迎えたいけど、飼い方がわからない…そんな不安を抱えていませんか?
猫との幸せな暮らしには、適切な準備と知識が欠かせません。
でも大丈夫!このシリーズでは、初心者でも安心して猫を飼育できるよう、
準備から日常ケア、健康管理まで10回に分けて分かりやすく解説していきます。
まずは、第1回のテーマ「準備すべき10個のアイテムとその選び方!」から始めましょう。
準備すべき10個のアイテムとその選び方!
猫活部長
猫活部長
そうか、準備って何をすればいいか迷うよね。
でも大丈夫!
今日は、絶対に押さえておきたい10個のアイテムについて教えるね!
これから紹介する10個のアイテムは、猫との生活をより快適にするための必需品です。
それぞれのアイテムの選び方のポイントを押さえておけば、猫との新生活をスムーズにスタートできます。
それでは、猫の幸せを支える基本アイテムについて、詳しく見ていきましょう。
①キャットフード
猫活部長
大事な質問だね。キャットフードは猫ちゃんの健康の基礎となる最も重要なアイテムなんだ。
年齢や健康状態で選び方が変わるから、詳しく説明するね。
キャットフードの選び方
年齢区分 | 推奨フード | 特徴・注意点 |
子猫(0〜1歳) | 子猫用 | 高タンパク質・高脂肪 成長に必要な栄養を含む |
成猫(1〜7歳) | 成猫用または維持期用 | 通常の栄養バランスを維持 |
高齢猫(7歳以上) | シニアまたは高齢猫用 | 腎臓や関節の健康に配慮した成分を含む |
キャットフードは、猫の年齢と状態に応じて選択してください。
栄養バランスと個別ニーズを考慮し、適切なものを選ぶことが重要です。
2.健康状態別
・肥満傾向:低カロリーで満腹感を得られるフードを選びましょう。
・肝臓病:タンパク質を控えめにし、オメガ脂肪酸が含まれたフードが適しています。
・アレルギー:原因となる特定の原材料を避けたフードを選びます。獣医師と相談しながら進めるのが安全です。
3.ドライフードとウェットフード
種類 | メリット | デメリット |
ドライフード | 栄養密度が高く、保存が容易。歯の健康維持にも役立ちます | 水分含有量が少ないため、別途水分補給が必要です |
ウェットフード | 水分が多く、食べやすいため多くの猫に好まれます | 保存性が低く、コストが高めです |
ドライフードとウェットフードそれぞれ利点がありますので、猫の好みや体調に合わせて選択し、必要に応じてドライとウェットを組み合わせることが理想的です。
猫は以外にグルメで、食べ物に対する好き嫌いがはっきりしています。
初めて猫を飼う際には、少量ずつ異なるフードを試してみることをおすすめします。
②食器と給水器
猫活部長
そうなんだ。猫用の食器と給水器は健康的な食生活の基本なんだよ。
選び方にはいくつかポイントがあるんだ。
食器と給水器の選び方
1.材質
• 陶器:匂い移りが少なく、傷がつきにくいです。安定感があり、おすすめです。
• ステンレス:耐久性が高く洗浄しやすいですが、軽いため動きやすい傾向があります。
• プラスチック:軽量ですが、傷つきやすく衛生面で注意が必要です。
2.形状
• 広めで浅口の楕円形状が理想的です。猫のヒゲが当たらず、ストレスを軽減できます。
• 傾斜付きデザインで食べやすさをアップできます。
3.サイズ
• 奥行きは短めで、高さは約5〜8cm、深さは3cm以内が好ましいです。
• 容量は猫の食事量に応じて選択しましょう。シニア猫や子猫には小さめも検討するとよいでしょう。
4. 安定性
• 底面に滑り止め加工や重みがあるものを選ぶと、食事中の移動を防止できます。
適切な食器と給水器の選択は、猫の健康と快適な生活につながります。
猫の個性や生活環境に合わせて、最適なものを選びましょう。
③トイレ用品
猫活部長
いい質問だね。猫専用のトイレ用品があるんだ。
快適な生活のために、とても大切なアイテムなんだよ。
トイレ用品の選び方
1.サイズ
・猫の体長の1.5倍程度が理想的です。
・十分な広さがあることで、猫が快適に用を足せます。
2.形状
・開放型:出入りがラクで、広々とした感覚を好む猫に適しています。
・覆い付き:プライバシーを好む猫や、砂の飛び散りを防ぎたい場合におすすめ。
・猫の好みに合わせて選択することが大切です。
3.素材
・プラスチック製が一般的で、軽量で扱いやすいです。
・清掃のしやすさも考慮して選びましょう。
4.設置個数
・猫のトイレは「猫の頭数+1」が基本です、多頭飼いの場合は特に注意を払いながら設置することが推奨されます。
適切なトイレ用品の選択と管理は、猫の健康と快適な生活に直結します。
猫の個性や生活環境に合わせて、最適なものを選び、清潔に保つことが大切です。
④猫砂
猫砂は、トイレの快適さと清潔さを左右する重要なアイテムです。
適切な猫砂を選ぶことで、猫にとって快適なトイレ環境を作り出すことができます。
猫砂の選び方
種類 | メリット | デメリット |
鉱物系 | • 吸収力が高く、固まりやすい • 長持ちする • 臭いを閉じ込める効果がある | 重いため、交換時に扱いにく感じる場合もある |
植物系 | • 軽くて環境にやさしい自然素材 • 自然な消臭効果がある | 固まり方が弱く、交換が多くなる可能性がある |
紙系 | • 軽くて柔らかい • 猫の足に優しい | 吸収力が他と比べて劣る場合がある |
1.消臭力
・強すぎない自然な消臭効果のものが良いでしょう。猫は香りに敏感なので、控えめなものがおすすめです。
2. 粒の大きさ
・猫の足裏に優しく、飛び散りにくいサイズを選びましょう。
3.埋めやすさ
・猫が本能的に好む、軽くて柔らかい質感のものが適しています。
4.飼い主の掃除のしやすさ
・固まりやすさや処理方法を考えて、自身の生活に合ったものを選びましょう。
適切な猫砂の選択は、猫の快適なトイレ環境づくりの基本です。
猫の好みは様々ですので、いくつか試してみることをおすすめします。
飼い主の管理のしやすさのバランスを取りながら、最適な猫砂を見つけることが大切です。
⑤ケージ
猫活部長
心配しなくても大丈夫。ケージは新しい環境に慣れるときや、
安全を確保するときに役立つんだ。使い方次第で快適な空間になるんだよ。
ケージの選び方
1.サイズ
・猫が快適に動けるよう、立ち上がったり横になったりできる十分な広さが必要です。
・特に上下運動ができる2〜3段タイプが推奨されます。
・トイレを設置する場合、そのサイズも考慮し、猫が自由に動けるスペースを確保しましょう。
2.素材
種類 | 特徴 |
スチール製 | 耐久性が高く、重い猫にも対応可能ですが、インテリア性は低いことがあります。 |
プラスチック製 | 軽量で扱いやすく、丸洗いできるため清掃が簡単です。ただし、耐久性はスチール製に劣ります。 |
木製 | インテリアに馴染むデザインですが、重くて高価な場合が多いです。 |
スチール製やプラスチック製が一般的で、丈夫で清潔に保ちやすいものを選びましょう。
3.構造
・大きな扉のものはトイレやベッドの出し入れがしやすく、掃除も楽になります。
・猫は上下運動を好むため、階段やハンモックなどの構造を持つケージが理想的です。
ケージは適切に使用すれば、猫にとって安心できる空間となり、
飼い主にとっても管理しやすい環境を作ることができます。
⑥逃走防止用フェンス
猫活部長
そうなんだ。室内で安全に暮らすための大切なアイテムなんだよ。
でも、ストレスにならないよう工夫も必要なんだ。
フェンスの選び方
1.素材
・金属製が推奨されます。丈夫で耐久性があり、猫の爪や歯にも耐えられます。
・プラスチック製もありますが、耐久性で金属製に劣る場合があります。
2.高さ
・最低1.5m以上が必要です。猫の跳躍力を考慮した高さが重要です。
・特に運動能力の高い猫の場合、2m以上のフェンスを検討するとよいでしょう。
3.設置場所
・玄関や窓やベランダなど、猫が外に出られそうな場所すべてに設置します。
・ベランダの場合、上部も覆うことで完全な安全を確保できます。
4.構造・取り付け
・完全な目隠しにならないよう、適度に外が見える構造のものを選びましょう。
・取り付けが簡単で、必要に応じて取り外しができるタイプが便利です。
・賃貸住宅の場合、壁や窓枠を傷つけずに設置できるものを選びましょう。
適切な逃走防止用フェンスを選ぶことで、猫の安全を確保しつつ、ストレスの少ない快適な環境を提供できます。
猫の行動や性格を考慮し、最適なフェンスを選択することが重要です。
ポイント
我が家の玄関で使用しているフェンスです。
幅130cm × 高さ170cm (幅は+5cmまで調整可能)
高さ170cmは、ギリギリ登れてしまう高さです。
タロウも調子のいい時は乗り越えていきます。
身体能力の高い猫の場合は2mくらいの高さがあると安心ですね。
ポチップ
⑦キャリーケース
猫活部長
そのときに使うのがキャリーケースだよ。
病院へ行くときや旅行のときの必須のアイテムなんだ。
キャリーケースの選び方
1.サイズ
猫の体重 | 推奨キャリーサイズ(幅×奥行×高さ) | 耐荷重 |
3〜5 kg | 30×43×30 cm | 6〜7 kg |
5〜8 kg | 40×50×30 cm | 8 kg |
8 kg以上 | 50×60×40 cm | 10 kg以上 |
2.素材
・通気性の良いものを選びます。メッシュ素材や通気口のあるデザインが適しています。
・耐久性のある素材で、清掃しやすいものが理想的です。
3.開閉方法
・上部が開くタイプが出し入れしやすく、おすすめです。
・前面開閉タイプもありますが、猫の性格に応じて選びます。
4.安全性
・しっかりとした作りで、猫が逃げ出せない構造が重要です。
・ファスナーやロックが確実に閉まるものを選びましょう。
適切なキャリーケースを選び、猫に慣れさせることで、ストレスの少ない移動が可能になります。
猫の快適さと安全性を第一に考えて選択することが大切です。
< 我が家のキャリーケース >
② Lサイズ 400×550×400
キャスター付き
③ Mサイズ 320×500×320
上蓋オープンタイプ
我が家では3種類のキャリーケースを使ってます。最初は①のMサイズだけでしたが、タロウが大きくなりすぎたので②のLサイズを追加しました。③の上蓋オープンタイプは、病院に連れて行くときに使います。万が一病院であばれてもケースに入れやすいので便利です。
ポチップ
⑧爪とぎ
爪とぎは、猫の本能を満足させ、家具を守るために必須のアイテムです。
爪とぎの選び方
1.素材
・段ボール:手軽で交換しやすく、多くの猫が好みます。
・麻:耐久性があり、自然な質感を好む猫に適しています。
・カーペット:柔らかい感触を好む猫におすすめです。
2.形状
・縦型:立って爪をとぐ猫に適しています。
・横型:寝そべりながら爪をとぐ猫に好まれます。
・両方用意することで、猫の好みに対応できます。
3.サイズ
・猫が十分に体を伸ばせる大きさが必要です。
・目安として、猫の体長の1.5倍程度の長さがあると良いでしょう。
4.種類の多様性
・平板タイプ、柱型、斜面型など、様々な種類があります。
・猫の好みに合わせて選択し、時々種類を変えてみるのも良いでしょう。
・複数の猫がいる場合、それぞれの猫用に爪とぎを用意することをおすすめします。
適切な爪とぎを選び、効果的に配置することで、猫の本能的欲求を満たしつつ、家具を守ることができます。
猫の好みや生活環境に合わせて、最適な爪とぎを選択することが大切です。
ポイント
我が家の爪とぎは、サボテン一択
モモもタロウも大のお気に入り
麻のロープを買い足して自分で巻き直して使ってます
もうボロボロだけど手放せません
これにしてからは、家具もソファーもバリバリやらなくなりました
ポチップ
⑨お手入れグッズ
猫活部長
もちろん!お手入れグッズは猫の被毛ケアだけでなく、
スキンシップを深める重要なアイテムなんだよ。
お手入れグッズの選び方
1.ブラシ
・短毛種用:やわらかいシリコンやラバー素材で作られブリッスルブラシが適しています。
・長毛種用:金属ピンブラシやコームが効果的です。
・兼用タイプ:両面ブラシなど、様々な毛質に対応できるものもあります。
2.選び方のコツ
・持ち手が滑りにくく、握りやすいものを選びましょう。
・猫の体格に合ったサイズのブラシを選びましょう。
3.その他のお手入れグッズ
・爪切り:定期的な爪のケアに必要です。
・歯ブラシ:歯垢の除去や歯肉炎の予防に役立ちます。
・耳掃除グッズ:耳垢の除去に使用します。
適切なお手入れグッズを選び、定期的にケアすることで、猫の健康維持とともに、飼い主との絆も深めることができます。
猫の個性や好みに合わせて、最適なグッズを選択することが重要です。
⑩おもちゃ・キャットタワー
おもちゃとキャットタワーは、猫の運動不足解消と精神的刺激に重要なアイテムです。
おもちゃ・キャットタワーの選び方
1.おもちゃの選び方
種類:音が出るものと出ないものを組み合わせましょう。
素材:安全な素材で作られているか確認が大事です。
動き:動くおもちゃは狩猟本能を刺激するため人気です。
サイズ:誤飲の危険がないよう、適切なサイズを選びましょう。
2.キャットタワーの特徴
高さ:天井近くまであるものが理想的です。
安定性:倒れにくい広い底面積のものを選びましょう。
素材:爪とぎできる素材があると一石二鳥です。
3.キャットタワーの選び方
・猫の数や年齢、体格に合わせたサイズを選びましょう。
・多機能なタイプは、様々な遊び方ができて便利です。
4.安全性の確認
・おもちゃは定期的に点検し、破損したものは交換しましょう。
・キャットタワーは安定性を確認し、必要に応じて固定します。
適切なおもちゃとキャットタワーを選ぶことで、猫の身体的・精神的健康を維持し、より豊かな室内生活を提供できます。
猫の性格や生活環境に合わせて、最適なアイテムを選択することが大切です。
まとめ
猫活部長
猫との楽しい暮らしを始めるために、これら10個のアイテムがとても役立ちますよ。
エサや食器、トイレグッズから、お出かけ用のキャリーバッグ、遊び道具まで、どれも大切な役割があります。
猫の好みや性格に合わせて選んであげることで、安心して過ごせる環境が作れますし、健康面でもサポートになります。
こまめなお手入れを忘れずに、愛情たっぷりでケアしてあげれば、きっと猫との絆も深まっていくことでしょう。