猫と暮らすための
ペット可物件の探し方
※当記事には猫と快適に暮らせる物件探しに役立つと思われるサービスや商品のアフィリエイト広告を含んでいます。実際に使用したサービスについては体験談として、その他については厳選したおすすめとして紹介しています。
こんにちは!ねこかつです。
「猫を飼いたいけれど、今の家はペット不可…」
「引っ越しを機に愛猫と暮らせる部屋を探したい!」そんな風に思っていませんか?
実は、ペット可といっても条件やルールは物件によって大きく異なります。
猫と快適に暮らすためには、ただ「ペット可」と書いてあるだけでは不十分なんです。
実は私自身、昨年の12月に2匹の保護猫と一緒に引っ越しをしました。
その時に経験した物件探しの苦労や、「これは確認しておいて良かった!」と思ったポイントがたくさんありました。
この記事では、私の実体験をもとに、猫と暮らせる物件の探し方と、契約前に必ず確認すべきポイントを分かりやすく解説します。
これを読めば、愛猫との新生活を安心してスタートできますよ!
ペット可物件とは?猫と犬で条件が違う?

「ペット可」にもいろいろな条件があるんだよ

本当かにゃ?知らなかったにゃ~!
目次
猫飼育可能な物件は意外と少ない?
実は、猫と暮らせる物件を探すのは思った以上に大変なんです。
つまり、猫を飼える物件は全体のわずか5〜10%程度。
そこに「希望の間取り」「予算」「立地」などの条件を加えると、満足いく物件に出会える確率はかなり低くなります。
だからこそ、物件探しは早めに始めて、妥協できるポイントと譲れないポイントを明確にしておくことが大切なんです。
不動産広告の表記を正しく理解しよう
物件情報でよく見る表記には、実はこんな違いがあります。
特に注意したいのが「小型犬のみ可」という表記です。
実は、猫は壁や柱を傷つけやすいため、犬より条件が厳しいケースが多いんです。
まずは「猫飼育可」の確認が大前提
物件を探す際は、必ず以下の点を確認しましょう。
「ペット相談可」の場合は、問い合わせ時に必ず「猫を飼いたい」と伝えることが重要です。
猫と暮らせる物件を探すときの4つのチェックポイント
猫と快適に暮らすためには、「ペット可」であることに加えて、猫の習性に合った環境かどうかを見極める必要があります。
それでは、具体的なチェックポイントを見ていきましょう。
①間取りと広さ

まず最初に、猫が快適に過ごせる空間があるか確認しよう

広い方が走り回れて嬉しいにゃ!
猫は高いところが好きなので、広さだけでなく「上下の空間」も意識して選びましょう。
②壁や床の素材
猫を飼う上で、意外と重要なのが床や壁の素材です。
床材は猫が毎日歩く場所なので、傷のつきにくさと掃除のしやすさを重視して選びましょう。
特にフローリングは滑りやすいため、猫の関節に負担がかかることもあります。
退去時の原状回復費用を抑えるためにも、傷に強い素材の物件を選ぶことをおすすめします。
③ベランダや窓の安全性

猫の脱走防止は最重要課題だよ!

窓から外を見るの好きだけど、危ないにゃ~!
特に高層階では、猫の落下事故(転落症候群)のリスクが高まります。
ベランダへの出入りを制限できる間取りかどうかも重要なポイントです。
④近隣環境
物件の室内だけでなく、周辺環境も猫との暮らしに大きく影響します。
猫は音に敏感なので、騒音の少ない静かな環境を選ぶことで、ストレスの少ない生活が送れます。
近隣住民のペット飼育状況も重要
意外と見落としがちですが、お隣さんや上下階の住民がペットを飼っているかどうかも確認しておきましょう。
ペットを飼っている住民が多い物件は、多少の鳴き声や物音に対して理解があることが多く、トラブルになりにくい傾向があります。
内見の際や契約前に、不動産会社や管理会社に「他にペットを飼っている住民はいますか?」と聞いてみるのがおすすめです。
不動産会社への相談の仕方

最初から正直に伝えることが大切だよ!

隠しちゃダメにゃんだね!
「猫を飼いたい」と最初に伝えよう
不動産会社に問い合わせる際は、最初から猫を飼う予定であることを明確に伝えましょう。
後から「やっぱり猫を飼いたい」と言っても、契約できないケースもあります。
費用面の確認も忘れずに
ペット可物件は、通常の物件と比べて費用が高めに設定されることが多いです。
見積もりを出してもらう際は、ペット飼育に関する費用をすべて含めた金額で確認しましょう。
私の場合の実例
実際に私が昨年12月に契約した物件では、以下のような対応が必要でした。
・敷金が通常より1ヶ月分上乗せ
・ペット飼育規則・誓約書のサイン
・2匹の猫の写真提出(身元確認のため)
物件によっては、猫の写真や予防接種証明書の提出を求められることもあります。
契約時に必要な書類を事前に確認しておくとスムーズですよ。
ペット飼育規則

誓約書

ペット飼育規約を必ず確認
契約前には、必ずペット飼育規約の詳細を確認してください。
規約は物件ごとに大きく異なるので、必ず書面で確認しましょう。
契約前に必ず確認すべきこと

契約前の確認で後々のトラブルを防げるよ!

しっかり確認するにゃ!
退去時の原状回復費用の基準
ペット可物件で最もトラブルになりやすいのが、退去時の原状回復費用です。
可能であれば、具体的な金額の目安を契約前に確認しておくと安心です。
退去時の写真撮影でトラブル回避
退去時のトラブルを避けるために、入居時に必ず部屋の状態を写真に残しておきましょう。
日付入りの写真を撮っておくと、「入居前からあった傷」なのか「ペットによる傷」なのかを証明できます。
退去時に不当な請求をされるリスクを減らせるので、忘れずに記録しておきましょう。
猫の多頭飼育が可能かどうか
「ペット可」でも、飼育できる頭数が制限されていることがあります。
1匹だけ飼う予定でも、将来的に増える可能性がある場合は事前に確認しておきましょう。
交渉次第で飼育頭数が変わることも
実は私の場合、最初は猫1匹しか飼育できないという条件でした。
しかし、すでに2匹飼っていたため、不動産会社を通じて大家さんに事情を説明し交渉してもらいました。
その結果、他の住民の方々からも承諾をいただき、2匹の飼育が認められました。
このように、物件によっては交渉の余地がある場合もあります。
ただし、必ず許可が得られるわけではないので、最初から多頭飼育可能な物件を探す方が確実です。
禁止されている行為の確認
意外と見落としがちなのが、細かい禁止事項です。
これらの禁止事項を守らないと、退去を求められることもあるので注意が必要です。
猫の排泄物・猫砂の処理方法の確認
見落としがちですが、猫の排泄物や猫砂の処理方法についても事前に確認しておきましょう。
自治体によってゴミの分別ルールが異なるため、引っ越し先の自治体の処理ルールを必ず確認してください。
猫砂の種類(鉱物系、紙系、木系など)によっても処理方法が変わります。
物件のルールと自治体のルールの両方を守ることで、近隣とのトラブルを避けられます。
猫と快適に暮らせる物件を見つけるコツ

効率的な探し方のコツを紹介するよ

良い物件に出会いたいにゃ!
大手不動産サイトと地元の不動産屋を活用
猫と暮らせる物件を効率よく探すには、まず大手の不動産サイトで情報収集し、その後は地元の不動産屋に足を運ぶのがおすすめです。
特に、大手の不動産は掲載物件数が多く、条件検索も使いやすいので、まず最初にチェックすることをおすすめします。
ペット可物件を効率的に探すには、こうした大手サイトを活用しながら、気になる物件は早めに問い合わせることが成功のカギです。
SNSや口コミで体験談を調べる
実際に猫を飼っている人の体験談は、非常に参考になります。
リアルな体験談から、公式サイトには載っていない情報が得られることもあります。
内見時には「猫目線」で部屋をチェック
内見の際は、自分だけでなく猫の視点でも部屋を見ることが大切です。
できれば、猫の目線の高さ(床から30cm程度)にしゃがんで部屋を見てみましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. ペット可物件は通常の物件より家賃が高いですか?
A. はい、ペット可物件は通常の物件と比べて家賃が5,000円〜1万円程度高く設定されていることが多いです。
さらに、敷金が通常より1〜2ヶ月分多く必要だったり、月々のペット飼育費用(3,000円〜1万円程度)が別途かかる物件もあります。
ただし、ペット共生型マンションなど、最初からペット飼育を前提に設計された物件では、設備が充実している分、コストパフォーマンスが良い場合もあります。
物件を比較する際は、家賃だけでなく初期費用や月々の追加費用も含めた総額で判断しましょう。
Q2. 賃貸でも猫の脱走防止対策はできますか?
A. できます!賃貸物件でも原状回復可能な脱走防止対策は可能です。
賃貸でもできる脱走防止対策
・突っ張り式のペットゲート - 玄関や廊下に設置。壁に穴を開けずに取り付け可能
・窓用の脱走防止ネット - 網戸の内側に設置するタイプなら原状回復OK
・ドアストッパー - ドアの隙間から脱走するのを防ぐ
・ベランダ用の防護ネット - 突っ張り式や結束バンドで固定できるタイプ
ただし、設置前に管理会社やオーナーに確認を取っておくと、より安心です。
内見時に「脱走防止対策を取り付けたい」と相談すれば、許可してもらえることがほとんどですよ。
Q3. 猫を飼っていることを隠して契約するとどうなりますか?
A. 猫の飼育を隠して契約することは、契約違反となり、最悪の場合は即座に退去を求められます。
隠して飼育した場合のリスク
・契約解除 - 即座に退去を命じられる可能性
・違約金の発生 - 契約違反による高額な違約金
・敷金の全額没収 - 原状回復費用として全額差し引かれる
・損害賠償請求 - 建物の損傷に対する賠償金
・次の物件が借りにくくなる - 信用情報に傷がつく
鳴き声や臭い、近隣住民からの通報などで、猫の飼育はほぼ確実にバレてしまいます。
「ペット不可の物件で猫を飼いたい」という気持ちはわかりますが、必ずペット可物件を探して、正直に申告してから契約しましょう。
長い目で見れば、その方が愛猫との幸せな生活を守ることができますよ。
まとめ
猫と安心して暮らせる物件探しは、ただ「ペット可」の文字を信じるだけでは不十分です。
間取り・素材・安全性・規約をしっかり確認することで、愛猫も飼い主も快適な生活が送れます。
「猫と暮らす未来」を考えながら、焦らず丁寧に物件探しをしていきましょう。
きっと、あなたと愛猫にぴったりの素敵な住まいが見つかりますよ!