最近、保護猫のお世話や一緒に生活する様子を紹介するテレビ番組や動画サイトをよく目にしますね。
「私も保護猫ちゃんと暮らしてみたいな」という声も増えてきています。
「保護猫ってどんな子たちなの?」
「どこで出会えるの?」
「お世話が大変そう...」
「お金がかかりそう...」
こういった不安から、保護猫を迎え入れる決断に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
猫活部長
こんにちは!猫活部長です。
それでは、猫活歴10年の私が、わかりやすく説明していきますね。
この記事では、「保護猫との出会いから家族に迎え入れるまでのステップ、猫グッズの準備、費用、注意点まで」詳しく解説していきます。
この記事を読めば、保護猫を迎える不安がなくなり、保護猫との幸せな暮らしへの第一歩を踏み出すことができます。
① 保護猫をオススメする5つの理由
猫活部長
野良猫として生まれた子猫、飼い主から捨てられた猫、
多頭飼育の崩壊から救出された猫、あと地震とかの災害時に飼い主と別れちゃった猫たちもいるね。
猫活部長
保護猫をオススメする5つの理由
- 猫の命を救うことができる
・保護猫を迎えることで、行き場のない猫に新たなチャンスを与えられます。
- 無責任な繁殖を抑える
・保護猫を迎えることで、無責任な繁殖やペット産業の問題解決に貢献できます。
- 個性豊かな猫との出会い
・保護猫はさまざまな種類や性格があり、血統書付きの猫に比べて、より多様な選択肢があります。
- 感謝の気持ちを感じられる
・保護猫は新しい家族に対して深い感謝の気持ちを示すことが多く、強い信頼関係が築けます。
- 社会的な貢献
・保護猫を迎えることで、周囲の人々にも影響を与え、地域の野良猫問題や動物愛護への意識向上につながります。
ペットショップでお気に入りで血統書付きの猫を買うのはよくあることですよね。
でも、その裏では売れ残った猫たちが外に出されてしまうこともあります。
ブリーダーのところに戻されて繁殖猫にされたり、
保護団体に引き取られて里親を探すことになったりします。
中には悪質な引き取り業者に渡り、
多頭飼育崩壊という悲惨な状況に陥ることもあるんです。
また、野良猫として生きる猫たちは繁殖力が非常に強く、
1年に2~3回出産したり、生後6ヶ月程度で出産することもあります。
ペットショップで猫を迎えるのも一つの選択肢ですが、
困難な状況にある猫たちを救うために、保護猫を家族に迎えることもぜひ考えてみてください。
② 保護猫と出会う7つの方法
猫活部長
次に、保護猫と出会える代表的な7つの方法を紹介します。
保護猫と出会う7つの方法
- 動物保護施設からの譲渡
・保健所や施設で保護された猫を譲渡会で直接選べます。
- 動物保護団体からの譲渡
・団体が健康管理や社会化を行った猫を譲渡します。
- 里親募集サイトの利用
・ウェブサイトで個人や団体が掲載する猫の情報から選べます。
- SNSでの里親募集
・X、Instagram、Facebookなどで保護猫の里親募集を見つけられます。
・猫カフェからの情報も公開されていることがあります。
- 譲渡会への参加
・保護団体や動物病院が主催する譲渡会に参加することで、保護猫と直接触れ合えます。
- 知人や友人からの紹介
・知人や友人が保護猫を譲渡しようとしている場合、その紹介で猫を迎えることができます。
- 動物病院を通じて
・一部の動物病院では、保護猫の里親募集を行っていることがあります。
これらの方法を通じて、保護猫を家族に迎えることができます。
それぞれの方法に特徴がありますので、自分の状況や希望に合った方法を選んでください。
新しい家族を迎える前に、十分な準備と検討を行うことが大切です。
③ 保護猫を迎えるまでの12のステップ
猫活部長
次は、保護猫を迎えるまでの一般的なステップを説明します。
お迎えまでの12のステップ
step
1準備と情報収集
家を猫が安全に過ごせる環境に整え、家族全員の同意を得ます。猫の飼育に関する基本的な知識も学びましょう。
step
2保護猫の情報を探す
保護施設や譲渡会で猫を直接見て、性格や行動を観察します。SNSや里親募集サイトも活用しましょう。
step
3保護団体や施設に連絡
気に入った猫が見つかったら、保護団体や施設に連絡して、猫の性格や健康状態、譲渡条件などを確認します。
step
4面会と触れ合い
施設で猫と実際に触れ合い、性格や特徴を確認します。相性もチェックしましょう。
step
5家族での検討
家族で猫を迎えるかどうか話し合い、生活環境や経済面も考慮して決定します。
step
6申し込みと審査
譲渡申込書を提出し、必要に応じて面接や家庭訪問を受けます。飼育環境についても説明します。
step
7譲渡決定と準備
譲渡が決まったら、猫用のグッズを揃えて環境を整えます。
step
8トライアル飼育
約2週間、猫を試しに自宅で飼い、相性や生活環境を観察します。状況を保護団体に報告し、正式に迎えるか決定します。
step
9譲渡契約と費用の支払い
譲渡契約を結び、必要な費用を支払います。
step
10猫の引き取り
引き取りの日程を調整し、猫を新しい家に迎えます。健康状態の確認も行います。
step
11フォローアップ
譲渡後も保護団体からのフォローアップがあります。猫の状態を報告し、必要なアドバイスを受けましょう。
step
12新生活のスタート
静かで落ち着いた環境で猫を迎え、新しい家に慣れさせます。定期的な健康チェックも忘れずに。
この流れは保護団体や施設によって多少異なる場合がありますが、
一般的には、これらのステップを経て保護猫を家族の一員として迎えることができます。
④ 保護猫を迎えるための7つの条件
保護猫を家族の一員として迎えるためには、いくつかの重要な条件を満たす必要があります。
これらの条件は、猫の幸せと安全を確保するために、飼い主には欠かせないものです。
猫活部長
以下に、7つの主要な条件とその重要性について説明します。
保護猫を迎えるための7つの条件
- 身分証明書の提示
・身元確認のため公的な証明書(運転免許書など)の提示が必要です。
- 継続的な費用負担
・食費、医療費など猫の飼育にかかる継続的な費用を負担できることが重要です。
- ペット可の住宅環境
・賃貸の場合は家主の許可が必須です。適切な生活環境を提供できることが条件です。
- 家族全員の同意
・アレルギーや、お世話の分担など、事前に家族全員の同意を得ることが大切です。
- 完全室内飼いの実施
・猫の安全確保のため、適切な室内環境を整備し、完全室内飼育を行う必要があります。
- 不妊・去勢手術の実施
・猫の健康維持と不要な繁殖防止のため、不妊・去勢手術は必須です。
- 生涯お世話する覚悟
・猫の一生を通じて、愛情と責任を持って適切なお世話をする覚悟が必要です。
これらの条件を満たすことが、あなたと猫の幸せな生活のスタートとなります。
保護猫を迎えることは、一つの命を救うだけでなく、あなたの人生も豊かにする素晴らしい経験になるでしょう。
慎重に検討し、十分な準備をして、新しい家族を迎える準備を整えてください。
⑤ 保護猫お迎えグッズ10選!
猫活部長
次に、保護猫を迎えるために必要なグッズを10個ご紹介します。
保護猫お迎えグッズ10選!
- キャットフード
・猫の年齢や健康状態に適したもの
・保護団体からの推奨品があれば参考にする
- 食器・給水器
・食事用と水用の別々の食器
・滑り止め付きで安定性のあるもの
- トイレ
・猫が使いやすい大きさと形状の容器
- 猫砂
・猫が好む質感と消臭効果のある猫砂
・固まるタイプや流せるタイプなど、ライフスタイルに合わせて選択
- ケージ
・新しい環境に慣れるまでの一時的な住まい
・安全な避難場所として活用
- 逃走防止用フェンス
・玄関からの逃走防止
・ベランダや窓からの転落防止
- キャリーバッグ
・猫を安全に運ぶための丈夫で快適なもの
・車での移動や病院への通院に必須
- 爪とぎ
・猫の本能を満たし、家具を守るためのアイテム
・板タイプやポールタイプなど、猫の好みに合わせて選択
- お手入れグッズ
・ブラシ(長毛種には特に重要)
・爪切り
・シャンプー(必要に応じて)
- キャットタワー・おもちゃ
・運動不足解消と居心地のよい場所を確保するためのキャットタワー
・ボール、羽のおもちゃなど、猫の狩猟本能を満たすアイテム
これらのグッズを揃えることで、お迎えの準備が整います。
グッズの詳細はこちら!
猫の個性や生活環境に合わせて、必要に応じてアイテムを追加または調整してください。
⑥ 保護猫の飼育にかかる費用
猫活部長
初期費用と毎月かかる費用
- 譲渡時にかかる費用(初期費用)
一般的 10,000円~30,000円
- 猫グッズ費用(初期費用)
・食器 1,000円~3,000円
・トイレ 2,000円~5,000円
・ケージ 5,000円~15,000円
・逃走防止フェンス 5,000円~15,000円
・キャリーバッグ 3,000円~5,000円
・爪とぎ: 1,000円~3,000円
・ブラシ、爪切り 2,000円~4,000円
・おもちゃ 500円~2,000円
・キャットタワー 5,000円~12,000円
合計 28,000円~64,000円
- キャットフード費用(毎月変動費用)
・ドライフード中心 3,000円~5,000円
・ウェットフード中心 7,000円~10,000円
- 猫砂費用(毎月変動費用)
2,000円~4,000円
- 病院の検査費用(都度変動費用)
初診料+診察料 5,000円~10,000円
これらの費用は目安であり、地域や、猫の年齢、健康状態、選ぶ製品の質などによって大きく変わる場合があります。
また、予期せぬ病気や怪我の治療費など、追加で費用がかかることもあります。
一般的な製品を選んだ場合
初期費用 30,000円~50,000円
毎月変動費用 10,000円~20,000円
初期段階はかなりの出費を覚悟しなければなりません。その後も毎月10,000円~20,000円程度を見込んでおく必要があります。
全てを一度に揃える必要はなく、優先順位をつけて徐々に揃えていけば問題ありません。
⑦ 保護猫を迎える際の5つの注意点!
猫活部長
保護猫とは、様々な事情で保護された猫たちのことです。
迎え入れる際、想像していた状態と現実が違うと感じることがあります。
保護猫を迎える際の5つの注意点
- 過去の経験による行動問題
・虐待や遺棄された経験から、信頼関係を築くのに時間がかかることがあります。
・根気強く優しく接することが大切です。
- 健康上の問題
・過去の生活環境によっては、慢性的な健康問題を抱えている可能性があります。
・定期的な健康チェックと適切な医療ケアが必要です。
- 年齢による制限
・子猫ではなく成猫や老猫が多いため、長期間一緒に過ごせない場合があります。
・猫の年齢に応じたケアとライフプランの調整が必要です。
- 適応に時間がかかる
・新しい環境に慣れるのに時間がかかる場合があり、忍耐が必要です。
・猫のペースに合わせ、安心できる環境づくりを心がけましょう。
- 予期せぬ行動
・完全な履歴がわからないため、予想外の行動や習性が現れる可能性があります。
・柔軟な対応と、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることが大切です。
大切なのは、無理をせず忍耐と理解をもってゆっくりとやさしく接することです。
保護猫との生活は、予想外の出来事もありますが、お互いに理解を深めていく過程で、かけがえのない絆が築かれていきます。
まとめ
猫活部長
これらの7つの項目の内容を十分に理解し、準備を整えた上で、保護猫との新しい生活をスタートさせてください。
あせらずに時間をかけて信頼関係を築くことで、きっとすばらしい絆が生まれることでしょう。