こんにちは!この記事は「はじめて猫を飼う人のための【飼育完全ガイド】」
全10回シリーズの第3回目です。
第1回では「準備すべき10個のアイテムとその選び方に」ついて、
第2回では「快適空間の作り方」についてお話ししました。
今回は、猫の健康の基礎となる「適切なフード選びと与え方」について解説します。
猫のフード選びに頭を悩ませていませんか?
種類が多すぎて選べない、年齢に合っているか不安…そんな悩みはよくあります。
実は、適切なフード選びは猫の健康に直結する重要なポイントです。
この記事では、年齢別の選び方から与え方まで、愛猫の健康を支える食事管理のコツをお教えします。
猫のフードの種類と選び方:猫に合った餌とは?
猫のフードって、たくさんの種類があるんです。
でも、有名なものや高いものが必ずしも良いわけじゃありません。
大切なのは、あなたの猫に合ったものを選ぶことなんです。
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そっか。実は、猫ちゃんの好みや体調に合ったご飯を選ぶのが大切なんだよ
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猫のご飯は、大きく分けて3種類あります。
カリカリの「ドライフード」、缶詰やパウチの「ウェットフード」、そして飼い主さんの「手作りご飯」です。
種類 | メリット | デメリット |
ドライフード | 栄養密度が高く、保存が容易。歯の健康維持にも役立ちます | 水分含有量が少ないため、別途水分補給が必要です |
ウェットフード | 水分が多く、食べやすいため多くの猫に好まれます | 保存性が低く、コストが高めです |
手作りフード | 材料の品質管理ができ、猫のアレルギーや好みに合わせて調整できます | 栄養バランスを考えるのが難しく、時間と手間がかかります |
※「手作りフード」は食材の取り扱いや調理方法を誤ると、猫にとって有害な成分や未調理の食材が含まれてしまう可能性があります。
慎重な管理と知識が必要なため、初心者の方にはあまりおすすめできません。
手作りご飯を始める前に、獣医師やペット栄養士に相談することをおすすめします。
大切なのは、これらをうまく組み合わせること。
そして、猫の年齢や体調、好みに合わせて選ぶことです。
ご飯の選び方で、猫の日々の生活に大きな変化をもたらすことになります。
では、どのように猫の年齢に合わせてご飯を選べばいいのでしょうか。
次の章から、猫の年齢に合わせたフード選びについてを詳しく見ていきますね。
① 年齢別の適切なフード選びの3ステップ
猫の年齢によって、必要な栄養が変わることを知ってましたか?
子猫、成猫、シニア猫では、それぞれに適したフードを選ぶことが大切なんです。
でも、どうやって選べばいいのか分からない…。
そんな悩みをよく耳にします。
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そうニャ!子猫の頃とは違うごはんになったけど、どうして変えたの?
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それはね、年齢によって体の仕組みが変わるからなんだ。
これから詳しく説明するよ。
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年齢別のフード選びは、次の3つのステップで考えましょう。
フード選びの3ステップ
1.子猫期(0〜1歳):成長をサポートする栄養バランスが重要です
- 高タンパク質、高カロリーのフードを選ぶ
- DHAが含まれているもの(脳や目の発達をサポート)
- 消化しやすい小さな粒のフードを選ぶ
- 頻繁な食事が必要です
2.成猫期(1〜7歳):健康維持のための食事選びが大切です
- バランスの取れた栄養素と適切なカロリーのフードを選ぶ
- タウリンが含まれているもの(心臓の健康に重要)
- 水分を多く含むウェットフードも取り入れる(尿路の健康のため)
- 肥満に注意する
3.シニア期(7歳以上):年齢に配慮したフード選択が必要です
- 消化しやすく、カロリーを抑えたフードを選ぶ
- グルコサミン入りのもの(関節をサポート)
- 腎臓の負担を軽減する成分が含まれているものを選ぶ
- 歯の状態に合わせて、柔らかめのフードも考慮する
これらのステップを意識すれば、猫の年齢に合った最適なフードが選べます。
ただし、個々の猫の健康状態や好みによっても適切なフードは異なるため、
迷ったときは獣医師に相談しましょう。
② 健康的な食生活を支える3つ重点ポイント
猫のごはんの与え方、悩んでいませんか?
量が多すぎたり少なすぎたり、回数が合っていなかったりすると、
猫の健康に影響が出るかもしれません。
でも大丈夫、正しい与え方のコツをお教えします。
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猫の健康的な食生活には、次の3つのポイントが大切です。
3つの重点ポイント
| 子猫期(離乳完了後〜1歳頃) | 成猫期(1歳〜7歳頃) | シニア期(7歳以上) |
①1日の給餌量 | 体重1kgの場合:約40〜50g/日(体重1kgあたり約40〜50g) | 体重4kgの場合:約80〜120g/日(体重1kgあたり約20〜30g) | 体重4kgの場合:約70〜100g/日(体重1kgあたり約18〜25g) |
②食事の回数 | 1日3〜4回 | 1日2〜3回 | 1日3〜4回 |
③給餌時間 | 朝・昼・夕と決めて規則的に | 朝と夕方、または朝・昼・晩と決めて規則的に | 消化に時間がかかるため、朝・昼・夕・就寝前など分散させる |
注意点:1日の量は、ドライフードとウエットフードの合計の量になります
①適切な1日の給餌量
- 猫の体重と年齢を考えて決めましょう
- 上記の表を参考に、少しずつ調整してください
- 体重や食べ残しの状況に応じて、10%程度ずつ増減させてください
②年齢や体型に応じた食事回数
- 子猫は小さな胃で高カロリーの食事が必要なため、少量多頻度で与えてください
- 成猫は、朝と夕方、または朝・昼・晩と分けて与えてください
- シニア猫は、消化力に合わせて少量ずつ回数を増やし、負担を軽減させてください
③規則正しい給餌時間
- 健康維持 : 規則的な食事で栄養バランスを保ち、肥満を防ぐことができます
特に成長期や高齢期の猫には必要です
- 行動習慣の形成 : 食事の時間をルーチン化することで、猫の生活リズムが整い、ストレスが軽減されます
また、食欲も調整され、無駄な間食が減ります
- 健康チェック : 規則的な食事により、食欲の変化などから体調不良を早期に察知でき、健康管理がしやすくなります
これらのポイントを意識すれば、猫の健康的な食生活をサポートできます。
ただし、個々の猫によって適切な量や回数は異なるので、
様子を見ながら調整していくことが大切です。
③ 食欲不振や嘔吐への3つの改善方法
猫のご飯、急に食べなくなったり、吐いたりしていませんか?
こんな症状が続くと、飼い主さんも心配になりますよね。でも、慌てないでください。
ちょっとした工夫で改善できることもあるんです。
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猫も食事に飽きてしまうことがあるんです。
食欲不振や嘔吐の原因の一つかもしれませんね。
では、どうすれば良いのでしょうか?
そこで、食欲不振や嘔吐を改善する3つの方法をご紹介します。
3つの改善方法
①フードの種類や形状の見直し
• 違う味や香りのフードを試してみる
-魚系から肉系、または逆に変更してみる
-新鮮な香りのするフードを選ぶ(開封後は密閉保存)
• ドライフードとウェットフードを混ぜてみる
-食感の変化を楽しめる
-水分摂取量も増やせる
• 粒の大きさを変えてみる
-年齢や歯の状態に合わせて選択する
-小さめの粒は食べやすく、大きめの粒は歯の健康に良い
②食事環境の改善テクニック
• 静かで落ち着ける場所に食器を置く
-人通りの少ない場所を選ぶ
-他のペットから離れた場所に設置する
• 清潔な食器を使う
-毎食後に洗浄する
-傷のついた食器は雑菌が繁殖しやすいので交換する
• 食事の時間をゆっくり過ごせるようにする
-食事中は猫を驚かせない
-強制的に食べさせない
③おやつや猫草の活用法
• 食欲を刺激するおやつを少量与える
-液状やペースト状のおやつを試す
-メインの食事の妨げにならない量を守る
• 猫草を用意して自然な消化を促す
-適度な量の繊維質で消化を助ける
-自然な嘔吐反射を促し、胃内の毛球を排出する
• おやつでフードに慣れさせる
-新しいフードの上におやつをのせる
-徐々におやつの量を減らし、フードに慣れさせる
これらの方法を組み合わせて試してみてください。
ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、速やかに獣医師に相談することが大切です。
まとめ 愛猫の健康を守るフードの選び方
猫のフード選び、いかがでしたか?
たくさんの情報があって、少し難しく感じたかもしれませんね。
最後に猫の健康を支える適切なフード選びのポイントをまとめてみましょう
まとめ フードの選び方
1.年齢に合わせて選ぶ
• 子猫、成猫、シニア猫で必要な栄養が違います
• 成長段階に合ったフードを選びましょう
2.質と量のバランスを守る
• 良質なタンパク質を含むフードを選ぶ
• 適切な量を守り、肥満を防ぎましょう
3.水分補給を忘れずに
• ドライフードだけでなく、ウェットフードも取り入れる
• 新鮮な水を常に用意しておく
4.規則正しく与える
• 決まった時間に食事を与え、生活リズムを整える
• 食事の回数は年齢や健康状態に合わせて調整する
5.猫の好みと健康状態に注意
• 食欲不振や嘔吐が続く場合は、フードの種類や与え方を見直す
• 改善が見られない場合は、すぐに獣医師に相談する
適切なフード選びは、猫との幸せな時間を長く過ごすための大切な第一歩です。
この記事を参考に、あなたの愛猫にぴったりのごはんを見つけてくださいね。
そして、元気いっぱいの猫との楽しい毎日を過ごしてください!